待ちに待ったイベントが終わりました。
2019年
『BLAZING!』最終日に初のドームでのソロ公演が発表され、チケットご用意まで達成していた中、昨年のコロナ禍による中止発表
安全面を考慮した運営の決断に安堵したと共に、楽しみにしていたビッグイベントが無くなったことへの悲しみはとても大きかったです。
そんなわたしの心と身体の栄養剤『マモライ』が2年ぶりに帰ってきたということで、ほんと今更ですが感想を綴りたいと思います。
『ただいま』と言い合える場所がここにあった
高らかにドームへの挑戦を宣言したあの日の映像、そして映し出される“762”のカウント。
“Rode to LIVING!”を掲げた宮野真守の2年間の奇跡が映し出されました。
何もかも無くなったと思ってた2年間
でもずっとそばにいる事を伝えてくれた2年間でした。
しかしそれに応えることはできなかった。
0のカウントからステージに現れた宮野さんとチームメンバーからの「ただいま」
やっと答えることができた。
声が出せない代わりに拍手ではあったけれど、それは間違いなく言葉になっていました。
『みんなでここに帰って来れた』
OPムービーで語っていた言葉で、彼らにとって私たちも帰ってきてくれた存在なんだと、拍手を全身で受け止めてくれる姿から改めて感じました。
宮野さんの言葉選びがとても好きです。
マモライに参加するということは、ただの観覧者になるとこではなくて、彼のエンターテイメントの共演者になるってことなのかもしれない。
帰って来れる場所を守ってくれた宮野さんに、『まだ始まったばかりなのに大丈夫か?』と思うほど涙腺ゆるゆるになるオープニングでした。
怒涛の新曲ラッシュが始まる
コロナ禍で開催された今回のライブは、少しでも多くの人に届けたいという想いから、昼夜2公演を2日間という超ハードな日程でした。
当然1公演の規模はこれまでと比べて小さくなる…はずなんですが
新曲全部やったよこの人
前回のツアー後から発売されたのはシングルが5枚、計14曲です。
日替わり曲での披露もありましたが、ここにRimixと既存曲も組み込んでめちゃくちゃ詰め込まれていました。
いつも通りのお腹いっぱいのセットリストでした!
1日で2回やるとか、時間が短いとか一切関係ないんですね。
歌もダンスも、宮野真守というエンターテイメントを存分に味わえる内容でした。
かっこいいだけじゃなくてオモシロも健在
マモライといえば、バラードコーナーの最後に流れるコント映像がやっぱりお約束!
なのですが、コロナの影響はここにも出ていて、長時間の撮影が不可能ということから恒例のコントムービーはお預けでした。
しかし!そこで「今回はありませんと言わないのが宮野さんだな、と。
撮影できないならここで面白いことやります、の発想に行きつくのなんでだろう。笑
そして披露されたのがまさかのアニメ「うらみちお兄さん」の劇中歌!
ファンクラブイベントでもないと本人名義の曲以外を歌うことってあまりないんですけど、よくここで持ってきたなぁと思います。最高。
私が聞けたのは『得手不得手』『極寒スパイラル』そして『試食でめっちゃ美味しかったパン買って帰ると普通なのなんで』
チョイス。笑
声が出せないので必死で声を出さずに笑いましたがしんどかったです。
(あとから言われたけど、声援がダメで笑いくらいは声出してよかったらしい。)
配信でしか見られない演出も
今回の全4公演の内、1公演だけ配信で参加をしました。
これまで他ジャンルのイベントでライビュや配信を体験したことがあるのですが、あまり楽しめなかったんですよね。
というのも、現地の様子をただ中継されているという感覚が強かったからです。
全てのイベントやライブが映像化されるわけではないので、リアルタイムで現地の様子が見れるという点は配信の大きなメリットです。
ただどうしても、会場のように対話ができない分どうしても輪の中に一歩入り切れていないというか、一緒にいるのに友達の会話に入っていけないときのような寂しさがあって、会場の楽しい光景をおすそ分けしてもらっているだけのような疎外感がどこかありました。
しかし今回の配信で認識が少し変わりました。
バラードコーナーで歌った『残照』
太宰治の作品を題材にした舞台をやったことで、純文学の世界観にインスピレーションを受けて作成したというこの曲。
配信限定で画面に縦書きの歌詞が表示されてたんですよ、まるで本のように。
まるで歌声とともに楽しむ文学作品でした。
この演出、現地のモニターではなかったので「あれ???」となったのですが、
次のLAST DANCEでもモノクロ演出に変わっていたので、配信のためだけにされた演出だと思います。
これを見たとき「やられた・・・」って感じでした。
会場でしか味わえないものがあると同時に、配信でしか味わえないものをちゃんと用意してくれているなんて。
ライブは現地で参加してこそ!と思っていたのに、それが出来なくてもちゃんと参加者なんですね。
最高だ
こういうことしちゃう宮野さんも、運営も。
未来への希望を込めた「透明』
ラストの曲は『透明』
「みんな頑張ってここまで来た
それを大事にしたい
いつかこの状況が終わったとき
こんな自由があるなんてと言えるように
希望を込めて」
えぇ、泣きましたよ
コロナ禍になって、宮野さん含むエンタメ業界への打撃は大きかったはずです。
そんな中でも帰れる場所を守り続けていくことを約束してくれて、まだまだ辛い日々は続くけど頑張ろうってなれる言葉でした。
MVを彷彿させるカメラワークで、ステージから宮野さんの背中越しにペンライトで埋まった会場がとても美しかったです。
スモークとライトで幻想的に映し出される宮野さんと、真綾さんの詩がマッチしていて最高でした。
時々ペンライト振るのを忘れるくらいには聞き入ってました。
これ映像化します・・・よね?
実はアーカイブで何度か見直したんですが、見る度泣いていたのでこの感じ何度でも味わいたい。
こんな気持ちで終われるなんて
会場を後にしたときは、まさにこんな感じです。
とてつもない充実感!!!
この2年、仕事とか普段の生活はそれほど変化がなかったのですが、やっぱりこの世の中の状況にストレスを感じていたみたいで、そんな心のデトックスができました。
この状況下でもライブを行ってくれたことに本当に感謝です。
次のライブがいつになるかとか、そんなことはまだまだ分かりませんが、声を出してまたマモライに参加できる時まで頑張っていきたいと思います。